私達のこと

◆はじめのきっかけ

「子どもたちが思いっきり走ったり、大声を出して遊べる場所や学校を作りたいね」

「畑で野菜を収穫したり、ビーチで遊んだり、本を読んだり、昼寝をしたり…子どもたちのやりたいことや遊びに全力で付き合う学校を作りたい」

新城市にある旧門谷小学校でカフェを経営するトラさんと、校庭を眺めながらコーヒーを飲んでいた時にそんな話をしたのが構想のはじまりでした。

2021年、コロナ禍の夏、いくつか出会いとそれぞれの願いが重なり、持ち寄った希望を胸にプロジェクトがスタートしました。

 

◆サマースクールとして始動

私たちが共有するビジョンは、子どもたちが自由に、積極的に、そして楽しく過ごせる夏休みのフリースクールを作ることでした。

このアイデアに共感してくれた元・保育士で有機農家のケーコさんと、自動車関連の仕事をしているテンくんもチームに加わり、私たちは5人でこのプロジェクトを立ち上げました。

最初は夏休み中に週1回の開催でしたが、口コミやInstagramでの宣伝を通じて徐々に注目を集め、夏休みが終わった後も活動を続けることになりました。

 

◆メンバー

私たち豆野夫妻は、「豆に暮らす野の暮らし研究所」を運営し、有機農業に取り組んでいます。主に有機野菜の栽培と宅配サービスを行っており、多種多様な野菜、お米、果物、さらには鶏の飼育も手掛けています。

  • ピーちゃん(豆野 仁昭)
    オーストラリアでのワーキングホリデー経験と東京での生活を経て、田原市で有機農業をスタートしました。趣味はDIY、英語学習、パン作り、バスケットボール。

  • サトコさん(豆野 聡子)
    商業高校卒業後に看護学校に進み、正看護師としてのキャリアを積んだ後、日本や世界を旅して有機農業の道に進みました。趣味はお菓子作り、軽登山、小旅行。

 

◆サポートしてくれる頼れる仲間たち

忙しい時や多くの子どもたちが参加するときに支えてくれる、信頼できる仲間たちです。

  • ケーコさん(星野 圭子)
    28年間保育士として働き、今は自然栽培で野菜やアイスクリームバナナを育てています。子供たちを静かに見守り、困ったときは優しく声をかけてくれます。子供たちの考えを引き出すのがとても上手で、注意深く観察してくれます。

  • テンくん(広野 順哉)
    平日は自動車関連企業で働き、週末はドーナツとコーヒーのお店をイベントなどで出店しています。子供たちとっては優しいお兄ちゃんのような存在。テンくんの畑は「秘密基地」で、子供たちに人気の遊び場です。

  • トラさん(白井 鶴七) 
    新城市の旧門谷小学校のカフェで、毎週月曜から水曜までお客さんを笑顔で迎えています。常に前向きで明るく、どんな時でも楽しく過ごせるような空気を作ってくれます。本や芸術やクラフトが大好きで、面白いトークでみんなを魅了し、老若男女誰でもその人柄に惹かれてしまいます。

 

私たちの願い

こどものがっこうは、公的な助成金を受けずに運営していますが、参加費はできるだけ安く設定している、社会貢献的なプロジェクトです。

なぜならオーガニックファームという自給的な特性を活かし、競争や義務感から解放された教育のあり方を構築したいと考えているからです。

この場所が、既成の枠組みに収まらない人々にとって、自身を傷つけないための選択肢となりえるように、そして差別や過剰な比較や競争から距離をとり、自分のベクトルあった成長を遂げるための支援を目指します。